ダイエット

肥満とBMIを改めて考えてみた

肥満…太っている状態を良く言いますが、そもそも「肥満」ってどういう事(定義)なんでしょうね?
「肥満」について、肥満の度合いを示した「BMI」と一緒に考えてみました。

肥満とBMI

「肥満」=「太っている」と言うイメージがあるけど、 医学的に「肥満」と言う言葉を使う時には
肥満=脂肪が一定以上に多くなった状態
の事を指しますが、この判定は身長と体重から計算されるBMIと言う数値を利用します。

このBMIは
Body Mass Indexで体重と身長の関係から算出されるヒトの肥満度を表す体格指数

と定義されていて
BMI=(体重)÷{(身長(m))×(身長(m))}
で計算されます。

この計算式は全世界共通だけど、基準は国によって異なるそうです。

ちなみに日本では、

 

 

 

 

で、BMI=22が標準体重、25以上が肥満となっています。

体脂肪率、内臓脂肪と肥満

体脂肪率と肥満

肥満には体脂肪率による肥満、内臓脂肪による肥満の判断基準もあり、体脂肪率による肥満の定義は男性:15~19%、女性:20~25%が適正な体脂肪率でこれを下回ると低脂肪、上回ると肥満となるそうです。
(筋肉や骨の割合が多い人は脂肪が少ないので、BMIが大きくても肥満とは限りません)

以前こんなCMがありましたが、「見た目」と実際の「肥満」は違うみたいですね 。
(いわゆる「隠れ肥満」ってやつかな?)

内臓脂肪と肥満

内臓脂肪による肥満の定義ですが、内臓脂肪率は腹囲(へその高さで測るウエスト周囲径)と比例する為、腹囲を測定する事で内臓脂肪型肥満かどうかの判定が行われます。

この内臓脂肪型肥満は男性:85cm、女性:90cm以上で内臓脂肪型と判定されます!

内臓脂肪が多くなると高血圧や脂質異常症、糖尿病、動脈硬化などになりやすくなる物質が多く分泌されるようになるので注意が必要になります。

つまり、「肥満」と言うと「体重」だけを意識しがちですが、体脂肪率、内臓脂肪の観点からも総合的に意識する必要があると言うことですね☆
最近の体重計では単に体重だけなく、体脂肪率や筋肉量なども測定できるので体重の数値だけに一喜一憂しないで総合的に判断する必要がありそうです。